私と彼は高校の同級生。
私の片思いから始まり、いつしか友達以上恋人未満の関係に。
彼とそれ以上の関係になれなかったのは、仲良くなり始めてすぐに言われた彼の言葉だった。

ネットする女性
ネットする女性

「つき合おうって言ったら、いつか別れようって言うことになるから言いたくない」

その言葉で彼の気持ちを確かめることもできず、 私たちは彼の就職を機に、連絡先も聞かないまま離れ離れになってしまった。

誰とつき合っても、彼を好きだった頃のように純粋に人を好きになることができなくなってしまった私。

彼にもう一度会いたい。

そんな思いを抱きながら10年が過ぎ・・・。

ある日、高校の同級生の男の子と会う機会があり、懐かしい青春時代の話で大盛り上がり。

楽しい時間を過ごしたことによって、
「やっぱり、どうしても彼に会いたい」

彼への気持ちが抑えられなくなり、彼の友達に連絡先を教えてもらい、 ドキドキしながらメールをした数時間後、彼から返事が来た。

「久しぶりー、懐かしいなー。俺は元気にしてるけど、お前は?」

「俺、結構お前のこと思い出してるよ」

彼に言われる「お前」が好きだった私。

嬉しさと懐かしさで胸がいっぱいになり、彼を好きだった頃の自分に戻る。

お互い空白の時間を埋めるかのように会話が弾んで行く私たち。 そして聞きたくても聞けなかった話題へ。

あの時、
「つき合おうって言ったら、いつか別れようって言うことになるから言いたくない」って言われてずっと私って一体何なんだろうって思ってた。

直接なら言えない言葉もメールの力を借りて聞いてみた。

「バカ。若気の至りで思いっきり格好つけてただけで、当時ドキドキだったし、直ぐにでも抱きしめてキスしたかった」

「勇気がなかっただけだよ」

「私のこと女として見てくれてたってこと?」
一番聞きたかったことを聞いてみる。

「今でも女として見てるし、好きだよ」

 

ライター心はいつも18歳