彼との出会いは高校1年生の時に同じクラスになったのがきっかけで、よく話す仲のいい友達でした。 卒業後、私は東京へ、彼は関西に残って別々の大学に進学し、遠距離に。

麦わら帽子の彼女
麦わら帽子の彼女

それからは、時々メールのやりとりをしたり、帰省したらご飯に行ったりするくらいでした。

その後社会人になって私の仕事場の近くにある大学院へ彼の進学が決まり、頻繁に会うようになりました。でも、これといったきっかけもなく、ずっと仲のいい友達関係が続いている状態。

そんなある日、遊びに行った先でランチをすることになり、何となく前に二人で見た映画に出ていたガレットを思い出して食べたくなったのですが、なかなか名前を思い出せませんでした。

「えー、なんやったっけ。あれや、あれ。」
と悶々とする私。

それを見た彼が
「あー、あれか?ガレットか?」
と言ってきました。

何もヒントもなしに言い当てる彼に驚いて
「それや、すごいな!」 と私が言うと、

彼はあきれた顔でわざと大きなため息をして一言。
「あほか。どんだけ付き合ってると思ってんのや。お前の考えてることくらいわかるわ。」

これが、私が彼に落とされた瞬間です。

 

ライターMOMO