中学3年生、受験勉強で近くの塾へ通う普通の女子中学生。
成績は下から数えた方が早いほど。運動が得意な訳でもなく、なんの取り柄もない私。

制服の子
制服の子

そんな時に通っていたのが○○学園という塾で、それも本気で勉強する気もなく、ただ先生と話すのが楽しくて楽しくて。

その日も先生と苦手な数学を解いていた。

問題について考えるのが嫌で私はすぐ学校の話や先生のプライベートの話に変えていった。
先生も面白おかしく話してくれるこの時間が大好きだった。

期末テスト週間に入り、塾も意気込んでいるように見えた。

私は普段と変わらず先生と問題を解きながらプライベートな話に持ち込もうとした時、いきなり真剣な顔つきになりバンッと机を叩いた。

『おい、お前本番に弱いんだろ?なら真剣になれよ。もっとわかりやすくお前のペースでやるからちゃんと俺について来い。苦手だからって逃げんな。できないなら何度でも教えてやる。俺は絶対お前を見放さないからな、わかったか?』。

ただでさえ個別指導で仕切られていて、先生との距離が近いのに、この日はほんの数センチのところに先生の顔があって、私はびっくりしすぎて顔が火照っていたのがすぐわかった。

バスケ馬鹿なのに見た目はインテリな先生に恋していた中学時代のフィクションでした。

 

ライターmoeko.