冬のとある週末の夕暮れ、会社の同期数人で遊びに行くことにした。
その中には気になる子が、というか多分好きになっている子がいた。

鍋パーティ
鍋パーティ

自分ではどうしても気になる気持ちが抑えられなかった。
同期の友人にお願いしてこの機会を作ってもらったのだった。

この日はお祭りに行って、そのまま同期の友人の家で宅飲みをする予定だった。

この機会を活かし、お祭り中は彼女の隣にいるように心掛けた。

「お祭りは楽しいね!寒さとか全然感じなくなっちゃったよ!」
と彼女は僕に話しかける。

しかし
「そ、そうだね。。。」
と僕は素っ気ない返事しか出来なかった。
隣にいるのは出来るのに、話すのが緊張して上手くいかない。

そしてそのまま友人宅へ。

みんなはワイワイ楽しく飲んでいたが、僕はアルコールに弱くお酒が飲めなかった。
男性たちはビールに焼酎、女性たちはチューハイを飲んでてみんな出来あがっていた。
しかし、気になる彼女は一向に酔っていなかった。

「お酒つよいんだなぁ。。。飲めない私なんかじゃ、ダメ、だよね。」
と弱気になっていた。

気がついたら夜中をまわっていた。そしてほとんどが酔い潰れて寝ていた。
僕と彼女を除いては。

「君もお酒飲めないんだよね。」
と話しかけてきた。

その状況に気づいた僕の緊張感で全然頭がまわらなかった。

僕は「君はお酒に本当に強いんだね。」
と返事した。

彼女は薄っすら笑い
「な、何言ってるの?私も飲めないのよ。ずっとジュース飲んでるの気がつかなかった?」
と最高の笑みを見せてくれた。

そして
「君と一緒だよ。」と言われた瞬間心に稲妻が走ったようだった。

僕はたまらず
「の、飲めないのに、ど、どうして、た宅飲みに来てくれた、、の?」と訊ねた。

彼女は少し俯き、頬を赤く染めているのが分かった。そして 少しだけ恥じらいながら目だけこちらに向け
「き、君が来るって聞いたからだよ。。」
と言った。

そして
「二人っきりになっちゃったね。。」
と恥ずかしそうに言った。

 

ライター わっきーくん