国家試験を半年後に控えている受験生の自分が、すでに社会人として働いている彼女に
「付き合ってほしい」
と告白したことは、今でも我ながらとんでもないタイミングだったと思っている。

キャンパスの二人
キャンパスの二人

フラれていたらきっと心が折れていただろう…保留でも折れていたかもしれない。
でも、どうしても気持ちを伝えたくて、勇気を出した告白に彼女は笑って承諾してくれた。

週末しか会えないデートでも彼女はいつも楽しそうに笑っていた。それでも、やっぱり受験生である自分を気にしてか、食事や映画に行くことはあっても、彼女から  「ここに行きたい」
と言うことは少なかった。

そんなある時、彼女から
「カフェでデートしたい」
と珍しくお誘いをもらった。待ち合わせ場所に着くと資格試験の参考書を読んでいる彼女の姿が。

「この資格取るの?」と聞くと、

なんか勉強頑張っているの、かっこいいなって思って。私も近くで一緒に何か頑張りたいなって…えへへ、触発されちゃった。それにこういうデートなら勉強しながら一緒にいられるし。」と照れて言う彼女。

自分の傍で
「がんばれ」じゃなくて
「一緒に頑張りたい」
という彼女がなんだか可愛くて、嬉しくて、思わず抱きしめてしまった。

そんな彼女は無事試験を乗り切れた自分の力の源で、今の奥さんだ。

 

ライターこうちゃん