幼馴染の二人。
高校生になり、元々消極的だった私は何の部活にも所属せず、彼は運動部に入った。

入って間もないものの、小学生からそれを続けていた彼はすぐ注目を浴び、あっと言う間にレギュラーに。 クラスも委員も違う彼と私は、全然会わない日が続いた。

黒板へ壁ドン
黒板へ壁ドン

そんなある日、彼は小学生の時みたいに私の部屋にずかずか入り込んできた。
「・・・何しにきたの。」
「告白された。」
彼の言葉に、内心どきりとした。

高校に入るまでは、そんな話一度も聞かなかったのに。
内心のどきどきを彼に悟られないようにしつつ、興味ないよと言ったように返す。

「ふうん。よかったじゃん。」
「よかった、って。お前、俺が他のと付き合っていいの。」
何その言い方。まるで、私が好きみたいだ。

「いいから、よかったじゃんって言ったんだけど。」
「・・・お前さぁ、意地っ張りも大概にしとけよ。」

溜息をついて、彼は私の腕を持ち立ち上がらせた。と、そのまま壁に押し付けられる。
痛みはないけれど、有無を言わさない力。男の人の力だ。

「よーく、聞けよ。」
「俺は、お前以外に興味ねぇの」

だから、お前は早く俺に惚れてるって自覚しろ。

 

ライター柚葉