私は高校3年生。 私をからかってくるあいつがいる。
食べるのが大好きな私。
「女なのにそんなに食べるんかよ」
あいつには言われたくない。

傘をさす二人
傘をさす二人

先生の頼まれごとをしていたら、帰りが遅くなってしまった。
「あれ??自転車の鍵がない」
教室を探してもどこを探してもない。

部活が終わってあいつが来た。
「おまえ、何してるんだ?」
「自転車の鍵が…」

一緒に探してくれた。 でも見つからない。

歩いて帰るにしても、外は真っ暗、距離もある。 どうしよう…
「乗せてってやるよ!早く乗れっ」
「うん…」
途中、雨が降って来た。 ビショビショだ。

家に着き、
「タオル持ってくるね」
「いいよ。このまま帰るから」

「私のせいで風邪ひかれたら困るし」
その時はおまえに看病してもらうから

「えっ??」
「おまえが毎日食べている栄養たっぷりの弁当でも持って来てもらうかな? じゃあな。おまえも風邪ひくなよ」
「あ、ありがとう」

手を振って去って行くあいつの後ろ姿を見て、ドキッとした。

 

ライターerima